小さい身長羨ましい病

背が低いの羨ましい病について。

私は150cmジャストかそれより数ミリ高い身長なので、どちらかというとこれまでの人生で「小さい」ことをネタにされることが多い方だった。

とはいえ、私はこれでも随分大きくなった方だ。小学校3年生くらいまでは、つまりいわゆる思春期に入るまでは私は学年でもかなり目を引くチビだった。転校生で1人ズバ抜けて背が低い子がいたが、その子が別格で、その子を除けば背が際立って低いグループの1人という感じだった。

一学年〜二学年下の子からタメ口を利かれることもざらだった。「え、あなたは二年生なのに、わたしよりちいさいね」と1つ下の子に言われたっけ。だが彼女は確か4月生まれだかで、私は3月生まれなので、月齢でいうとほとんど同じ。「早生まれ」を言い訳にしたとしても、それでも発育が遅い子供だった。

それゆえに、けっこう可愛がられる方だった。3月生まれだったし、背も小さかったから幼馴染の間では妹キャラだったし、学校でも「弱い子」扱いで、重いものは私に持たせない風潮だった。まぁおとなしかったから虐められたり、先生に理不尽な罵声を浴びせられたりと不遇な面もあったのは確かだが、それでも、背が低かったことによる恩恵は受けたと思う。

すでに背が低い=愛らしい、という方程式が私の中にできていた。

しかし、成長期は無慈悲にも、私にやってきたのだった。私の成長期は割に早く始まり、初潮は中学生で来る予定(背が低かったのと、母親の初潮が中2だったため)だったのに小6だった(小6といっても誕生日前なので11歳と8ヶ月。これは平均より早い)。周りの背が低かった女の子より早く成長期を迎えたため、小6も半ばごろになるとクラスの小さめ女子5人くらいを身長で抜き去っていた。小6の4月に一番小さかった私は、そのままの背の順だったので、少し背が高い女の子が1人先頭に出ているような感じであたかも学級長のようだった。これが私にはなぜか羞恥心を掻き立てる状態だった。(私はこんなにおとなしく、まったくリーダーシップがとれない子供なのに、こんなに背が高くなってしまってまるで学級長のようだ)と思っていた。

女子の成長期ブーストは、初潮がくるとたいてい終わってしまう。だから、私の背が高かったのは小6の時だけで、その後は次々に成長期を後発で迎える女の子たちにあっけなく抜き去られ、結局一番チビか、チビから2番目くらいに落ち着いた。

だが、あの憎き成長期のために、私は150cmに到達してしまったのである。これでは、「ちいさい方だがズバ抜けてちいさいとはいえない」くらいの身長である。やはり、ちいさい!となるためには150cmを切らないといけない。体重と違って、身長を縮めるのは無理だ。よく、家族が「お前は小さい時は本当にズバ抜けてチビで、大きくなれるのか心配だったが、依然チビといえどまぁよくいるチビくらいの大きさになってくれてよかったよ」という。しかし、私はあの、小さいがために妹扱いを受け、小さいがために心配されていた時代が懐かしい。

140cm台の友達にたまに言われるが、「でもあなたは150cmあるからいいよね。十分大きいよ」。嬉しくありません。あなたのほうが、私は羨ましいです。148cmも150cmも大差ないのに、この150cmという大台(小台だよなw)を突破したということはそんなに重大な意味を持ったのである。


はい、なんとも気持ち悪いネチネチした、人格障害じみた記事でした。不快になった方はごめんね。

どんな身長でもいいじゃない。って、思えるようになりたいです。